1・19「『君が代』不起立処分撤回!人事委不服申立者を支援する集い」報告

1・19「『君が代』不起立処分撤回! 人事委不服申立者を支援する集い」報告

 

 1月19日、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪とグループZAZA(「君が代」不起立処分大阪府人事委員会不服申立当該7人)の主催で、「『君が代』不起立処分撤回! 人事委不服申立者を支援する集い」が120人の結集で開催された。
 最初に、主催者を代表して、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪事務局代表の黒田伊彦氏のあいさつを受けた。
 つづいて、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪事務局の寺本氏より、このかんの人事委員会申立の経緯について説明を受けていく。昨年の卒業式・入学式での処分の状況について「大阪府教育委員会の処分は3回にわたって出ている 卒業式第一次処分(3月9日)府立高校17人、卒業式第二次処分(3月27日)府立高校10人、府立支援学校2人、市町村立学校3人、入学式処分(4月25日)府立高校2人でいずれも処分が出された日に大阪府庁前で抗議行動を行なった。大阪市教育委員会は、4月19日に戒告2人、文書訓告1人の処分」と明らかにし、今年の卒業式・入学式については「大阪府教育委員会は、昨年1月17日に教育長名で出された通達が生きているということで今年は新たな通達は出さないとしている。今年1月7日の府立学校校長会で昨年同様の対応をせよと言っている」とした。そして、「大阪市については、桜宮高校の体罰問題への対応が忙しいからか、まだ具体的な通知は出ていない。高槻市ではピアノ伴奏についての強い指導が大阪市につづいて出ている」としたうえで、人事委員会不服申立闘争の状況については、「申立の7人の公開審理はまだ始まっておらず、文書のやりとりがされている。大阪府教育委員会が作成した答弁書への反論の文書を現在準備している。3月か4月から公開審理が始まっていくだろう」との報告がなされた。
 弁護団からの報告ののち、人事委員会不服申立の当該7人の教育労働者が次々と登壇し、それぞれがこれまで実践してきた教育や不起立の闘いへの思いを語り、全体で確認していった。
 休憩をはさみ、昨年の卒業式・入学式において不起立を闘った東京の田中氏の発言、人事委不服申立当該の教育労働者のそれぞれの支援団体からの発言や、大阪市の「入れ墨調査」拒否被処分当該の労働者、東京、愛知の教育労働者からの発言ののち、最後に、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪事務局より当面の行動提起がなされ、集会を終了した。
(「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」)