争議支援のお願い

裁判の傍聴支援のお願い

 

キヤノン電子株式会社とキヤノン電子労働組合の
共同した退職強要に対する損害賠償請求事件
眞壁とし子

 

 この事件は、キヤノン電子労働組合の従業員の眞壁とし子に対して、キヤノン電子株式会社とキヤノン電子労働組合が共同で退職強要したことに対して、2009年9月、さいたま地方裁判所秩父支部に損害賠償請求した事件です(後に、さいたま地方裁判所熊谷支部に回付されました)。
 11月25日、第19回の損害賠償請求事件の期日が行なわれました。今回も皆様のお陰で、文字どおり傍聴席を満席にしていただきました。多くの皆様のご支援を戴き、心より感謝致します。
 前回、裁判所から「主要事実に関する主張整理案」のたたき台が提示されましたので、今回の期日では原告・被告ら双方が意見を述べました。
 その過程において、原告の主張について裁判所から不十分な点の指摘がありましたので、準備書面にて追加の主張も行ないました。そのため、1月6日頃までに裁判所が「主要事実に関する主張整理案」の修正案を提示することになりました。原告・被告ら双方が、「主張整理案」の修正案を検討し、必要なら1月14日までに意見書を提出することになっています。
 「主張整理案」は確定していませんが、原告・被告ら双方が12月25日までに証人尋問のための陳述書を提出し、12月末までに証人尋問の計画書を提出することにもなりました。
 証人尋問期日は2月17日と2月25日、最終弁論期日は3月25日と、結審までの日程の提示も行なわれました。具体的な時間などについては次回期日で決定される予定です。
 また、報告集会では参加者から「主張整理案」のメリット等について質問があり、代理人等から、裁判所の認識の状態、原告・被告双方の主張不足の確認ができる等、メリットは多く、裁判所のホームページにもその旨の記載があるので、大いに利用して欲しい(裁判所にその旨申し出ること)との話がありました。
 意見交換会では、原告各自の近況報告、放射能の問題、冤罪の問題について実践や体験に基づくお話があり、有意義な議論をすることができました。
 本事件もいよいよ大詰めです。裁判所の誠実な対応を得るためには、皆様の力強いご支援が不可欠であることをますます実感しています。
 次回期日は、2014年1月14日(火)午後3時30分より、さいたま地裁熊谷支部401号法廷(4階)です。
 引き続きご支援を賜りますよう、宜しくお願い致します。