争議支援のお願い

争議支援のお願い

 

中労委闘争への支援のお願い

 

ヤンマー争議当該 びわ湖ユニオン書記長
稲森 秀司

 

 2013三年はヤンマー争議にとって最低最悪の一年でした。
 まず2月12日には、争議当該の佐々木真一郎氏がわずか57歳で羅患していた肝臓がんの悪化で他界いたしました。道半ばで他界した佐々木真一郎氏の無念はいかばかりかと思わずにはおれません。また、佐々木氏存命中に申し立てをおこなった滋賀県労働委員会での「不当労働行為救済申立」についていえば、被申立人であるヤンマーですら主張していない「びわ湖ユニオンは被申立人ヤンマーと直接の雇用関係にないので、救済すべき理由はない」という到底看過できない内容でありました。もともと滋賀県労働委員会は、申し立て当初から「先行事件の蒸し返し」と決めてかかっており救済する気など全くなかったのです。
 しかしながら、12月18日に開催された中労委の第1回調査は「先行の労働委員会事件も含めて調査を行う」との判断を示しました。
 滋賀県労働委員会での争点である「ヤンマーの不当労働行為意志」について説明を致します。
 私は、2012年8月11日に長浜市内の派遣会社「クローバー」を通じて「派遣社員」としてヤンマーの職場に戻ろうとしました。しかし、同年5月30日に開催した団体交渉時のヤンマー小型エンジン事業部の西川徹志総務部長の宣言通り、派遣会社に履歴書の提出を求めて応募者の特定行為を行なって、当該稲森を排除しました。この排除でヤンマーが、松下PDP最高裁判決でも特段の理由と明言された、応募者の特定行為を行なったことは明白です。
 またヤンマーは、2009年2月15日にも、“リーマン・ショック”という単なる景気低迷を理由に、雇用の安定を図るという名目で「直接雇用」を行なった502人の期間従業員の半数以上の252人(うち182人は「非正規労組」のあったびわ工場)を解雇しています。しかし、2012年の永原工場の閉鎖が決定した際に、長浜市議から「長浜市から助成金を貰っている企業が工場閉鎖を理由に解雇者を出すのか」と質問され、解雇は考えていないとの回答をしたことが明らかになりました。工場閉鎖に伴うような緊急の事態でも一人の解雇者も出さずに乗り切れるだけの体力を持つヤンマーが2009年の特別措置が多く講じられた状況下で僅か3ヵ月が持ちこたえられないわけがありません。この事実を突きつけ先行の事件から連綿と続く「不当労働行為意思」を明らかにして、ヤンマーの不当労働行為を立証してまいります。
 私は、2月からは過去2年間のユニオン活動とヤンマー争議当該としての活動を続けていく中で、膨れ上がった知人・行政への借り入れの借金約20万円を返済するために県の職業訓練を受講することにしました。2月から始まり8月末までの6ヵ月間の受講になります。半年間、活動を縮小いたしますが、ヤンマーを赦さないという思いは一切変わりません。
 次回中労委は、1月29日(水)10時からです。2014年はこの中労委の闘争を全力で闘いますので引き続きご支援をよろしくお願いいたします。


裁判の傍聴支援のお願い

 

キヤノン電子株式会社とキヤノン電子労働組合の

共同の退職強要に対する損害賠償請求事件
眞壁とし子

 

 いつもご支援ありがとうございます。
 1月14日(火)損害賠償請求事件の第20回期日の口頭弁論が、さいたま地方裁判所熊谷支部の401号法廷で行なわれました。
 お陰様で今回も傍聴席はほぼ満席になりました。本当にありがとうございます。 多くの皆様のご支援、心より感謝致します。
 今回の期日では、準備書面の陳述、書証の提出、原本の確認、証人尋問の時間及び順序を決定しました。主張整理案の決定については、進行協議にて後日決定することになりました。
 証人尋問の時間及び順序は下記の日程で決定しました。
2月17日(月)証人尋問期日
       10時~    被告会社・M証人                
       11時10分~ 被告会社・I証人                
       13時~16時30分 原告・眞壁とし子   

 

2月25日(火)証人尋問期日
       10時~  被告会社・I証人 
       13時10分~ 被告組合・A委員長
 

 次回はいよいよ証人尋問期日となります。本事件も大詰めです。皆様の力強いご支援が不可欠であることをますます実感しています。ひき続きご支援賜りますよう、どうぞ宜しくお願い致します。