争議支援のお願い

争議支援のお願い

 東京総行動への参加の報告と中労委闘争への支援のお願い

              ヤンマー争議当該 びわ湖ユニオン書記長

                         稲森秀司


 10月3日久しぶりの東京総行動に参加してまいりました。

 「ヤンマー闘争を支援する会」の馬場が来ていましたが、東京支社前に集結された仲間の皆様に挨拶一つしないという人として最低限の礼儀もわきまえない恥ずかしい態度に、正直来てほしくないとさえ思いました。また、社前行動で配布したビラも、当該の私に原案を一切提示せずに勝手に作って持ってきたものです。当該佐々木が肝臓癌で入院治療が始まった2011年12月からただの一度も、就労闘争に参加もしていない者に大事な訴えをすべくビラの作成ができるとは到底思えません。この間も、大阪本社前の就労闘争を釜ヶ崎の仲間に支えられて貫徹できました。

 ヤンマーの闘争は、「非正規」労働者という「憲法25条の『すべての国民は健康で文化的な生活を営む権利を有する』に抵触する人」としての尊厳を掛けた死闘であります。

 ヤンマー資本の手先と化した長浜市の行政は、情報開示請求で入手した職業訓練給付金支給記録で、2月と6月とが不支給、7月の支給は未定と記載されているものを提出しても、行政文書の黒塗りのないものを確認しなければ支給できないと言い、10月の保護費も7000円の支給のみです。また長浜市は、他府県に転出して就職活動をするならば一時金を支払ってもよいとあからさまに県外への退去を強要するという姿勢を示しています。

 権利総行動事務局の佐々木氏が、「職業訓練終了後の生活面での変わった点などどうですか?」と聞いてくださったので実情をありのままに話したところ、「緊急カンパを集めましょう」と仰っていただきトヨタ東京本社前行動で2万5545円ものカンパが集まり何とか家賃を払う事が出来ました。

 現在の当該稲森の置かれている状況は、職業訓練給付金の支給が8月、9月の2ヵ月間(最終月の給付は10月4日の認定が終わってからの給付)無いまま、生活保護費も給付があるものとして減額されたままの月額7000円の給付しかない中での闘いです。「支援する会」からの支援は無く、組合費収入6000円と合わせて1万3000円がこの2ヵ月の月収入です。11月には保護費が再開されますが、それでも組合活動でほとんど消えてしまうので、依然厳しい状況は変わりません。

 ヤンマーの手先の長浜市行政とヤンマーの資本との死闘はこれからも続きます。

 引き続きご支援をよろしくお願いいたします。この状況でも私は闘いを辞めるわけにはまいりません。

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 来る11月10日にヤンマー不当労働行為事件の中労委証人尋問が10時30分に開催されます。尋問事項としては、①アルバイト・派遣・パート関西労働組合とびわ湖ユニオンの関係について②2009年2月15日以降の要請行動の具体的経過について③景気回復にもかかわらず、その後も再雇用についてヤンマーが固辞したことと他企業への就職妨害が行われたことについてが決定されています。

 アルバイト・派遣・パート関西労働組合(以下、アパケン)の権力者・「仲村実」が自分の意のままにならない稲森を嫌って先行事件で「中労委に不服申し立ては行なわない」としたこと、同様にアパケン本部に於いて権力者・「仲村」に異議を唱えた村上執行委員(専従)を解雇したこと、また副代表でアパケン神戸支部の支部長をされていた内藤副代表も神戸支部もろとも排除したので内藤副代表が「アパケンKOBE」という別組織として独立したことなどを明らかにしようと思います。東京総行動の要請行動をはじめ大阪本社での抗議行動や要請行動に警察が公安部を使って執拗に争議妨害を行なっていることなども明らかにしていこうと考えています。景気回復後の再雇用拒否については、2012年8月11日の派遣会社「クローバー」の募集の採否にヤンマーが関与していたこと、直近5月30日の団体交渉時に総務部長・西川が「企業には採用の裁量権があるので決してあなた方を雇いません」と言ってのけ、その通り派遣労働者の特定行為を行なったことを明らかにしようと思います。

 中労委に圧力をかけるために多くの傍聴支援をお願いいたします。