集会に結集した仲間からの発言

東京都地域連合労働組合


 全国労働組合運動交流会の春闘勝利総決起集会に集まられた皆さん! 東京都地域連合労働組合から決意の表明を行ないます。

 東京都地域連合労働組合は、この間、山谷での越年・越冬闘争、夏祭りの支援、「日の丸」「君が代」の強制を拒否し闘う教育労働者の支援、フィリピン・トヨタ争議の支援など、闘う労働者の支援活動を行なってきました。

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 「アベノミクス」は、大企業や富裕層に恩恵を与え、圧倒的多数の労働者には窮乏生活を強いて、資本主義経済の延命を図ろうとするものです。ほんの一握りの大企業のわずかな「賃上げ」と引き換えに「アベノミクス第三の矢」の「成長戦略」を強行しようとしています。安倍は、「成長戦略」で「日本を世界で一番企業が活躍しやすい国にする」と触れ込んでいます。

 この中で3月13日「原則1年、最大3年」の期間制限を撤廃する「労働者派遣法」の改悪案が閣議決定されました。「産業競争力会議議員」の竹中平蔵が「正社員はなくせばいい」というように、派遣社員への大量置換えをすすめる暴挙です。労働者を残業代なしで何時間も働かせる「残業代ゼロ」法案。いまでも過労死ラインを超える残業を強制している大企業に、こんな法律を与えたら、労働者の健康も命も守ることができません。

 消費税増税のうえ、社会保障はばっさりと切り捨て、労働者人民に窮乏生活を押しつける安倍政府は打倒していくしか、労働者人民の生きる道ありません。

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 1月20日に出された「経営労働政策委員会報告」(経労委報告)は、安倍の戦時国家体制形成突撃と一体のものです。労使協調の労働運動を戦争翼賛の「産業報国会」型労働運動一色に染め上げようとしているのです。労働者階級に「生産性向上」をもっての強搾取=賃下げと無権利、団結破壊の〝労働監獄〟を強制する攻撃です。

 今こそ、地域連合労働組合の一人でも入れる労働組合、地域で働く「非正規雇用」労働者や未組織労働者の組織化を推進する労働組合が必要とされているのです。一人ひとりの労働者の声に耳を傾け、「正規」―「非正規」を貫く労働者の団結をつくり上げ、安倍極右政府を打倒していこうではありませんか。

 私たちは、まだまだ不十分な活動しかできていませんが、屈服する「連合」を突破し、闘う地域連合労働組合の地道な闘いを展開し、全労交の一翼を担い闘うことを決意して

発言とします。