乾坤一擲(けんこんいってき)

乾坤一擲(けんこんいってき)

 

 月11日、東京・山谷日雇労働組合(東京・山日労)と闘う山谷労働者は、朝7時から天皇主義右翼ファシスト・金町一家の解体と「建国記念の日」粉砕をかかげ、朝行動に決起した。▼東京・山日労は、朝行動の基調を、「『建国記念の日』は、神武天皇の即位の日などという歴史をでっち上げ、労働者を天皇の下に支配し、戦争に狩り立てるという政治的な目的のために制定された。安倍は、『生前退位』の特別立法化というかたちでますます天皇・天皇制を強めようとしている。天皇主義右翼ファシスト・金町一家と体を張って闘ってきた山谷労働者が先頭に立ってこの攻撃を粉砕しよう。『働き方改革』と称して『残業代ゼロ化』の『労働基準法』改悪などの労働法制の大改悪攻撃を打ち砕く2017年春闘を闘い、『反戦・反失業』の闘いを前進させよう」と基調を提起した。▼結集した労働者は、隊列を整え、東京・山日労の組合旗を先頭に、「ワッショイ」のかけ声とともにセンター前から金町一家事務所への進撃を開始する。警視庁公安や浅草警察の私服刑事が弾圧の機を窺うが、固いスクラムと闘う熱気に押し返され、まったく手出しはできない。道行く山谷労働者の注目を集めた部隊は、「金町一家解体まで闘うぞ」とシュプレヒコールを上げ、佐藤さん・山岡さん虐殺への報復と金町一家解体の決意を固め、朝行動を最後まで貫徹した。▼世界中で排外主義が吹き荒れ、ファシズムへの流れが強まる中、天皇制とファシズムに対決する労働組合運動の前進・拡大が急務だ。(木村)