8・18「夏祭り上映集会」を開催

「センター移転・縮小攻撃を粉砕するぞ」と決意を固める(8/18)
「センター移転・縮小攻撃を粉砕するぞ」と決意を固める(8/18)

8・18「夏祭り上映集会」を開催

 

    反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会

 

 「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、8月18日、西成市民館において全国の寄せ場で闘われる夏祭りと連帯し、「夏祭り上映集会」を開催した。

 すでに、開場時間より前に多くの労働者が集まり、カレーで腹ごしらえをする。午後〇時半より集会が開始される。まずはじめに、全体でシュプレヒコールを行なう。「アブレの押しつけを許さんぞ!」「戦争に反対し闘うぞ!」「『仕事よこせ』を闘うぞ!」「『センター縮小・移転』攻撃粉砕!」「釜ヶ崎解体攻撃を粉砕するぞ!」「団結して闘うぞ!」。

 次に全国の寄せ場からの連帯メッセージが紹介される。東京・山谷日雇労働組合、福岡・築港日雇労働組合、沖縄・首里日雇労働組合からのメッセージだ。

 続いて、基調提起に入る。

 「われわれが、これまで仕事を探すために利用し、日雇雇用保険(アブレ金)を受けるために足を運んでいた『あいりん労働センター』のうち、『西成労働福祉センター』の部分について、2019年度春の仮移転に向けた動きが始まっている」「『西成労働福祉センター』が仮移転する南海電鉄の高架下は、80年以上前に作られ、老朽化し、橋げたのコンクリートの崩落が確認されている」「『労働者の安全のためのセンター移転』なぞというのは、『日雇い・野宿の労働者を叩き出して、資本家たちが金儲けできる町にする』という本音を隠すためのペテンでしかない」「また、『仮移転』と言いながら、『本移転』の場所や時期も決まらない状態での『仮移転』は、永久的な『仮移転』や、『センター』そのものの廃止の可能性も含んでいるということにわれわれは注意しなければならない」「これまで4年近くにわたって『あり方検討会議』などが開かれてきたが、『西成特区構想ありき』『センター移転・縮小ありき』の議論に終始し、釜ヶ崎の団体も、その議論の土俵に乗ってきた」「『センター移転・縮小』の強行を許さないための行動に起ちあがろう」「昨年4月から、『年金』『健康保険』に加入していない労働者を建設現場に入場させない攻撃が強まっている」「この攻撃に対して、全国寄せ場交流会は、寄せ場春闘集中行動でゼネコン団体・『日建連』に対して、『今まで社会保険に入る為の保険料を払えるだけの賃金を保証してこなかった責任をとり、保険料負担を行なえ』と要求して闘った」「『日建連』は、『社会保険のことは厚生労働省に相談しないと、自分たちだけでは決められない』なぞと『逃げ』を打っている。これを許さず、さらに追及を強めよう」「安倍は、9月の総裁選で『三選』を果たし、憲法9条の中に『自衛隊』を書きこむ改憲を強行しようとしている。そして、秋の臨時国会で改憲の発議に踏み込もうとしている」「労働者の反戦の闘いが決定的に重要になっている。労働者の団結を打ち固め、8・26全国反戦集会に結集しよう」。

 基調が参加者の圧倒的拍手で確認される。

 いよいよDVD上映だ。初めに、沖縄・名護新基地建設を実力で阻止する闘いのDVDが上映される。国家権力・機動隊の暴力にひるむことなく闘う姿やインタビューに、食い入るように集中する。2本目は時代劇の娯楽映画を上映した。

 上映終了後、司会から「全国の寄せ場の仲間とともに、厳しい残暑を元気に乗り切って、行政や警察による労働者叩き出しや、今進められている『センター縮小・移転』攻撃を粉砕しよう。この秋からの『反戦・仕事よこせ』の闘いを共に闘おう」との発言を受け、最後は力強い「団結ガンバロー」で集会を締めくくった。